昨夜、我が家の夕ごはんに
お肌に良いモノ が出た。
それは、これっ。
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そうです。豚足です。
ちなみに生 (といっても冷凍ですが…) は、これっ。
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サハラは、豚足がどんなにコラーゲンたっぷりでお肌にいいと言われてもダメなんです。爪が見えてしまうし、皮がめくれているのも「痛そぉ」なんて思ってしまいダメなんです。
いいえ、サハラはベジタリアンではありません。豚肉も部位的にはバラ肉などが好きで、脂身もOKなんですが、豚足はダメなんです。なぜって…。
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サハラがまだ子供だったある日、いつも忙しい母が野原へ連れて行ってくれた。(今思うと、あれは田んぼだったかも。思い出は美化されてしまうものです。)そうしてカゴを渡されて「イナゴを好きなだけ獲ってもいい」と言った。
捨て犬からはじまり、捨て猫、ザリガニ、だんご虫etc、イキモノを連れて帰ると、いつも「ダメ、元の場所に戻してきなさい」と言う母が、不思議なことに今日は好きなだけイナゴを獲ってもいいと…。
母の思惑にサハラは幼すぎて気付くはずもなく、カゴはあっと言う間にいっぱいに。母は持ってきた別の袋に、イナゴと一緒に獲ってしまったバッタやコオロギをきちんと除けてイナゴだけを袋に入れていた。そうして母の袋がいっぱいになった頃、「さぁ、帰ろう。今日は大量だね。」と言って帰途についた。
今思うと、
大量じゃなくて大漁だったのね。 そうでしょ、お母さん。
それから数日後、我が家の食卓にイナゴの佃煮が出た。
凍りつく幼きサハラ。おじいちゃんも、おばあちゃんも、両親もニコニコして食べてる。サハラが獲ったイナゴをムシャムシャ食べてる。固まっているサハラに年長者たちは言った。
「イナゴは骨を丈夫にしてくれる。いっぱい食べなさい。」
どんぶりいっぱいに盛られたイナゴたちが、一斉にサハラを凝視した。早く大人になって、自分の好きなものだけを食べられるようになりたいと、
切実に願ったあの朝を忘れない。
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ということで、イナゴのトラウマから、形があるものってちょっとダメなんです。それから幾星霜、「お肌に良いから」とサハラがよろめいてしまう誘い文句で現れた豚足。せっかくだけど、やっぱりダメ。
サハラは大人になったので、夫が美味しそうに食べてることに関して問題はない。
問題はないけどね、爪がね、サハラを指差しているように見えてね、
ちょっとコワイんです…。
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